こんにちは!
さて、先日『「与える」より「引き出す」! ユダヤ式「天才」教育のレシピ』を読んだので、感想や学んだこと等をまとめます。
ご興味のある方がいらっしゃいましたら、おつきあいいただければ幸いです。
目次
本の概要
ユダヤ人と結婚した著者、ユキコ・サター氏が、ユダヤ人が優秀なのは、遺伝のせいではなく、彼ら独自の家庭教育のおかげである、との視点から、ユダヤ式「引き出す」教育法について分かりやすく説明している本です。
タイトルに「天才」という文字は入っていますが、どうすれば頭の良い子になるか?という話ではなく、本当の意味での「人間力」を持っている子を育てるために家庭でできることは何か?という趣旨で書かれている話でしたので、納得しながら読むことができましたよ。
ちなみに、本の中では、下記のことが「本当の意味での『人間力』」(=「国際競争力」)として挙げられていました。
●やりたいことを自分で見つけ出す力を持っているか
●生涯を通して学び続ける喜びを知っているか
●変化の中からチャンスを見つける確かな眼と、強い生命力を持っているか。
ユダヤ人たちは、これらの力を持っている「本当に頭の良い子」の育て方を体得し、生き延びて来た・・・とのことです。
ユダヤ式「天才」教育、七つのレシピとは
ここからはネタバレ含みますので、ご了承ください。
この本の第2章に書かれていた7つのレシピをざっくりとご紹介しますね。
レシピ1 本をあげよう
読書の強制は必要なし。本でいっぱいの本棚を見せる。
本棚はどこに置いてもOKだけど、リビングには必ず置きたい。特に、百貨事典・辞書は必ず備えよう。
レシピ2 子供を観察しよう!
決めつけ、押し付けは絶対NG。危険なときだけ手助けを。
子供が何に興味を持つか、観察する。何かに興味を持ったら、それに関する本を与え、関連する博物館など、質の良い情報がある場所へ連れて行こう。
レシピ3 見せる、体験させる、感動させる!
情報をたくさん与えて、選択肢を増やしてあげよう!
博物館、美術館、本屋、コンサート、史跡などで、上質な情報に触れさせよう。(=「ホンモノ』に触れさせることが大切)
レシピ4 子供をのびのび、優秀に育てる三つの言葉。「どう思う?」「よく思いついたね!「一緒に答えを探そう」
コミュニケーションの輪で頭を良くする。
自分の意見を子供に伝えたら→「どう思う?」
子供が意見を言ったら→「よく思いついたね!」とまず肯定。
子どもに質問されて答えが分からなかったら→「いっしょに答えを探そう!」と提案
レシピ5 言葉と態度で「信じてるよ」を示そう!
子供が学校で問題を起こしたとき、叱られたとき、教師から批判されたときなどは、子供の意見を尊重し、子供の側からも事情を聞こう。
必要ならば子どものために学校や教師と話し合いを。
「先生に質問しておいで!」と言って、学校へ送り出そう。
→遺伝するのは、能力ではなく信頼。
レシピ6 「あなたがボス」であることを忘れずに!
ユダヤ式親バカは「放任」ではない!
叱るときは、まず叱る理由を説明する。そして、それでも、親は子供を愛している、ということを伝える。
子供の目線に立つことは重要だが、子供と同等になってはダメ。
レシピ7 時期が来たら、親離れをさせよう!
親離れをさせるのも、親の責任。
以上。
レシピ5や7はちょっと先の話になりますが、ほかのレシピは幼少期からも取り入れられることなので勉強になりました。
レシピに共通するテーマは「信頼」。子どもを信頼すれば、詰め込み教育をしようなどとも、思わないで、のびのびと育てることができそうですよね。
また、第3章では、子どもが発生する10の危険信号と、親が犯す10の間違いについて書かれており、危険信号ごとに、原因と思われることと、その対処法が説明されていました。
例)成績と学校にストレスを感じている
→思い当たるフシ)いつも「勉強しろ」と言っていませんか。etc
→対処法)成績の良し悪しをもとに子供をしかりつけるのは、やめましょう。etc
この章の内容については、就学後に特に重要になってくると思いましたので、時期がきたらまた読み直して、子どもの様子に問題がないかチェックしたいと思いました。
読んで良かったです
読む前はそこまで期待していませんでしたが、すぐに実践できるようなことも多く、読んで良かったです!大切なことを再確認することもできました。
この本を読んだおかげでお出かけがしたくなった私は、早速、動物たちに会える!温泉の旅を企画。来月決行します!笑
お出かけをして、ワクワクする体験をたくさん積むことは、大事ですよね。
我が家は私も夫もインドア派なので、今まであまり(ほとんど?)遠出をしていなかったのですよね。
しかし、娘ももう2歳半になったので、もっと積極的にお出かけをしようという機運が高まりました!!
それだけでも、読んだ価値あり!?
先ほども書いたとおり、第3章の内容も今後大切になってくると思いますし、大事な部分だけでも定期的にサラサラと読み返したいと思っています。
読んで良かったです。
本の感想は以上です。
また良いと思える本を読んだら、アウトプットしていきたいなと思います。
おつきあい下さった方は、どうもありがとうございました。