先日、子どもをたくさん褒めるようにしたい、といった記事を書きましたが、それに関連した思ひ出話を。
先生から褒められて嬉しかった思で出。
皆さんは、先生や親に褒められて嬉しかった思い出はありますか?
ひねくれ者だった私は、実は、そんな良い思い出はほとんどありません。
でも、1つだけ、忘れられない思い出があります。
それは、小学校4年生のことでした。
何学期かの終わりに、担任の先生(30代半ば女性)が、通信簿と一緒に「頑張った賞」を1人1人に贈って下さいました。
「あなたは◯◯を頑張りました」みたいな賞状ですね。
ドキドキしながら受け取った賞状を見てみると、私の賞状には
「あなたは図工を頑張りました。」
と書かれていました。
これには、かなり拍子抜けしました・・・!
「え・・・!図工!?!?」
なぜ驚いたかと言うと、不器用な私は図工がとても苦手だからです。
最初は、なぜ・・・?と戸惑いましたが、よくよく考えてみると、その学期は苦手なりに図工をとても頑張っていたということに気づきました。
絵をコンクールに出すために居残りまでしたり、他にも工作物とか・・確かに頑張っていた!
あ〜先生は、私が図工が苦手なのを分かっていて、敢えてそうしたのだな、と。
自分の苦手なことを、分かってくれている。
それを頑張っていたということを、よく見てくれている。
何を褒めたら嬉しいか、分かってくれている。
先生は、自分のことをすごく理解してくれている!!嬉しい!!
小学4年生ながら、そのように感じました。
子どもが喜ぶ褒め方とは。
その先生は、ヒステリー持ちで、今だと教育委員会に訴えられるようなこともたくさんしていました(^^;)
「あなたたちは、バカです!」
みたいなお説教を昼休み中されるとか・・・。(ほんと大問題だよ)
だから、評判も悪かったし、嫌われていたかも・・・。
でも、優しいときは優しいし、さきほどの賞状とか、アルバムとか、子どものことを考えて多くのことをして下さっていました。
本質的に子どものことをとてもよく理解していて、良い先生だったと私は思っています。
上記の出来事は、今思い出しても心が温かくなるくらい、嬉しい思い出なのです。
(ひねくれ者だったので、私がこれまで良い先生だと思ったのはその先生だけです。)
子どもがどういうときに、嬉しいと感じるか。
上記のとおり、自分の実体験を踏まえても、
自分の苦手なことを、分かってくれている。
それを頑張っていたということを、よく見てくれている。
何を褒めたら嬉しいか、分かってくれている。
→自分のことを理解してくれている!!嬉しい!!
ということなのだろうと思います。
「結果ではなく、頑張った過程を褒めろ」などとよく言われますが、実体験からも、そのことは十分に理解しているつもりです。
本当に、そのとおり!
あの先生のように、子どものことをよく見て、理解して、褒めてあげて、喜んでもらえたら良いなぁ・・・なんて思うのでした。