幼児食本シリーズ、まとめに入ります。
Amazonや楽天でオススメされていた、人気の幼児食本「好き嫌いをなくす幼児食」。
- 作者: 加藤初枝
- 出版社/メーカー: 女子栄養大学出版部
- 発売日: 2002/12
- メディア: 大型本
- 購入: 5人 クリック: 29回
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この本購入して2ヶ月。
今まで、レシピ本を買ったところでほとんど使わずに終わってしまうことばかりだった(ので最近はレシピ本を買うことがなかった)私ですが、こちらの本を参考に29品の料理を作りました。
せっかくですので、幼児食本をお探しの方向けに、この幼児食本を使ってみた感想をご紹介したいと思います。
長文で申し訳ありませんが、お時間のある方は、おつきあいいただければ・・・と思います。
文章を読むのが面倒な方は、最後のこの本を参考にして作った献立例のご紹介だけでもどうぞ。
目次
この本の特徴と、購入した経緯
まずは、私がこの本を購入した理由からご紹介させていただきます・・・。
子どもが1歳半になった頃から、ほぼ取り分けだけで日々のご飯をやりくりするようになりました。
しかし、どんなおかずでも取り分けができるわけではないので、毎日の献立を考えるのがとても大変になりました。
さらには、味つけは濃くならないように気をつけなければならないわけですが、どのくらい調味料を加減すれば良いのかが難しく、大人にとっては薄くなったり…子どもにとっては濃くなったり。。
それも悩みでした。
幼児食本があれば役に立つのではないかと思い調べていたところ、こちらの本には、下記の特徴があることが分かりました。
①大人と子どもが一緒に食べられる、大人2人分+子ども1人分の幼児食レシピが119品も掲載されている
②管理栄養士の加藤初枝さんが、幼児に食事を提供してきた経験に基づき、幼児が食べやすくなるように工夫したレシピおよび食べやすくする調理のポイントが紹介されている
③全てのレシピに献立例が書かれている
いずれの特徴も私の希望に叶うもので、Amazonのレビューも大変良かったので、購入を決めました。
実際に使ってみて、良かった点
実際に使ってみてどうだったのか?
まずは、良かった点について簡単にまとめます。
・子どもが食べやすい料理だったか?について
各レシピに子どもが食べやすくする調理のポイントが書かれていて、大変勉強になりました。
実際に作ってみたおかずはとても柔らかかかったり、子どもが好む味つけになったりと、とても感動しました。
ご紹介されているレシピは、実際に東京家政大学にある乳幼児保育研究施設の給食で子どもだちが食べている料理だそうですよ!
・味つけについて
どのおかずも、大人にとっても子どもにとっても調度良い、優しい味つけになり、これまた感動しました◎
調味料の分量については、「小さじ1/5」など細かい数字が普通に出てきます。
それだけ子どもにとって調度良い味つけになるように配慮されているのだなぁ…と感じました。
同様に、野菜も全てg表示で、○個といったおおざっぱな書き方ではありません。
おおざっぱな私は、野菜の○個は○gに相当するかについてまとめられている、下記のサイトを毎回参考にしています。
・レシピの分量について
先ほど、レシピは大人2人分+子ども1人分の分量になっているとご紹介しましたが、この本にはカッコ書きで子ども1人分の分量も書かれています。
つまり、子どもが増えても分量に悩まなくて済む!
とても助かります。
・献立例が書かれている点について
全てのレシピに「献立のヒント」として献立例が書かれており、日々の献立を考える上でとても参考になりました。
そして、献立例が載っているおかげで、今度はこの献立を作ってみよう!という意欲がわき、2ヶ月弱で実際に29品のおかずを作りました。
良かった点は、とりあえずこのぐらいにしておきます…。
全体的に、作ってみようという気になるレシピが多かったですね。
やはり、今私が作りたいおかず=子どもが食べやすいおかずなので、その希望に叶うレシピがたくさん載っていたという点は非常に良かったです。
子ども幼児期を過ぎても、作っていきたいと思うレシピもたくさんありました。
そして、この本を参考にした結果、カブや大豆、粉チーズなど、今まで私がほとんど料理に取り入れてこなかった食材も、よく使うようになりましたし、何となく作るのをめんどくさがっていたクリーム系のおかずも、作るようになりました。
そういった点でも、良かったと思っています…。
悪かった点について
悪かった点については、やはり少し手間がかかるかも?ということですかね。
Amazonのレビューでも「手が込んだ料理が多い(ワーママにはきつい)」といった内容のものが散見されましたが、確かに使っているうちに「なるほどね!」と思いました。
というのが、お肉のおかずの大部分が、肉団子系の手間がかかるものだったからです…!!!!!
挽き肉を使ってこねる!成形する!といった類のおかずですね。。。
肉団子…。。。昔は子ども用に作ってストックしたりもしていましたが、今となってはキツいです…。。。
そんなわけで、この本に載っているお肉のおかずはあまり作れていません!
また、その他のおかずに関しても、確かに、野菜のソテーは必ず茹でてから炒める、というように、子どもにとって食べやすくするためのちょっとしたひと手間は求められます。
夕食づくりを3、40分程度で済ませたいワーママさんにとっては、その一手間が余計に感じる場合もあるかと思います。
悪かった点は、主にその1点ですかね・・・。
副菜は作りやすく、レパートリーも増えましたが、主菜がもう少し作りやすければなお良かったかな~と思いますね。特にお肉。
良かった点・悪かった点のまとめ
長くなってしまったので、最後に、良かった点と悪かった点を整理した上で、この本を買って良かったか?に関しての私の感想を述べさせていただきます…
〈良かった点〉
●子どもにとって食べやすいおかずが多かった
●優しい味つけで、子どもにとっても大人にとっても調度良かった
●大人2人分+子ども1人分の分量が書かれている上に、子ども1人分の分量の内訳まで書かれており、大変便利だった
●献立例が役に立った
●作ってみようという気になるおかずが多かった(実際に、2ヶ月弱で29品作った)=レパートリーが増えた
●新しい食材を取り入れるキッカケを作ってくれた
〈悪かった点〉
●お肉のおかずは肉団子系など手間がかかるものが多い
●子どもにとって食べやすくするための+αのひと手間が必要(時短を重視する方には向かないかも)
感想のまとめ…この本を買って良かったか?
良かった点、悪かった点を踏まえて、最後に感想のまとめに入ります。
私がこの本を買って良かったと思っているかというと…
答えはYESですね。
良かった点をあれだけ挙げているので、まぁそうなりますよね(^_^;)
2ヶ月間で、掲載されている119品中、29品を作っている…その大半を、また作りたいと思っている…
割合で言うと25%くらい。これを多いと感じるか少ないと感じるかは、人それぞれかもしれませんが、個人的には十分活用できていると思っています。
というか、未だかつてレシピ本をこんなに活用したことないです(^_^;)
献立を考える上でも役に立ちましたし、これから作ってみたいと思っているレシピもまだまだありますしね!
お肉の主菜をあまり作れていないのが少々残念ではありますが、他の良かった点を打ち消すほどのマイナスではないですね。
よって、この本を買って良かった!
これからもたくさん活用していきたい!
そのように思っています・・・
以上が感想のまとめになります。
【参考】幼児食本を参考にして作った献立例
この幼児食本を参考にして作った献立例を、下記の2つの記事に献立集形式で掲載しています。(各々5点の献立をご紹介)
本にどんな料理や献立が載っているのか具体的に分かるかと思いますので、ご興味のある方は覗いてみてください!