こんなことがありました。
夫がまた、転職活動をしています。
ただ、今まではいろいろと書いてきましたが、最近は夫もしっかりした考えをするようになり、自己評価を下げるような転職はしない、と言っています。
積極的に転職活動をするというよりも、スキルアップなどにつながる機会があれば転職をする、という考えのようです。
なので、これまでとは違って、特に心配せずに見守っているところです。
まぁ、そんなことはどうでも良いのですが、先日、そんな夫がこんなことを聞いてきました。
夫「(縁があって選考中の会社に)転職しない方が良いと思う?」
はぁぁぁーーーーーーーー?
私「そんなこと私に聞かないでよ。」
どんな会社で働いても何かしらの不満点は出てくると思うので、一般的には同じ会社で3年くらいは働いた方が良いとは思うけど、選考中の会社がより働きやすい会社である可能性もあるので、こうすべきとは言い難い。ただ、激務にならないか心配。
とは意見しましたが、自分で決めろ、私は結果に責任は持てない、ということを念押ししました。(もちろん、夫も軽い気持ちで聞いてみただけだとは思いますが、、)
そう、他人の意思決定に関与してはいけないのです!!
逆の立場から言うと、自分で責任を持って意思決定しなければならない、自分の意思決定の結果を他人の(助言の)せいにしてはいけないということです。
自分の意思決定に責任を持たなければならない理由
自分の意思決定に責任を持たなければならない、という教訓は、私の人生の反省から得られたものです。
というのが、実は私、結果を人のせいにばかりして生きてきた人間なのです!!!
ひどい例は、
「先生にプレッシャーをかけられたからこの学校を選んだ。(けど、ここを選ばなければ良かった)」
とか。
「友達に誘われたからこの部活に入った。(入らなければ良かった)」
とかとか。
本当にいつもそんな風に人のせいにしては、後ろ向きになって、ウジウジと後悔ばかりしていました。
そして、あるときようやく、自分がいかに自分の決定に責任を持ってこなかったか、ということに気づいたのです!
学校も部活も、最終的に決めたのは自分自身のはずです。
それなのに、人のせいにして選んだ道を後悔するなんて・・・!
そのことに気づいてから、私は自分の選択・決定に責任を持つようにしました。
自分で決めた、という強い意思を持つようになりました。
自分で結婚も決めたし、今の仕事を続けることも決めた!
そうやって自分の意思決定が増えていくたびに、びっくりするほど生きやすくなっていきました。
自分で決める。
人のせいにしない。
これは人生を前向きに、力強く生きていくために本当に大切なことなのだということを身をもって理解しました。
だから、逆の立場から考えると、他人が生きづらさを抱えないようにするためにも、他人の意思決定に関与してはいけないのです!!
子育てにおいては?
思い悩んだときに、人のせいにして立ち止まってしまうか、前向きに捉えて状況を打開しようとするか、これが自分で決断したか否かで大きく異なってくる部分です。
人のせいにして立ち止まってしまった人は、人のせいで…という後悔にとらわれてなかなか前進することができません。人のせいにしてしまった時点で、自身の成長はストップし、状況を打開する力がなくなってしまうのです。
一方、自分で強い意思を持って決断した人は、前向きに考え状況を打開していくので、立ち止まりながらもどんどん前進することができます。これが、大きな差になります。
自分自身の決断したことの責任を、自分自身に帰属させるということです。
自分の悩み、行き詰まりを人のせいにしない、ということです。
ですから、子育てにおいても、子どもにより肯定的に人生を送ってもらうたために、何事も強い意思を持って自分で決断してもらうこと、決断したことに責任を持ってもらうことが重要になってくるでしょう。
ただ、人生経験に乏しい未成年だし、助言という形で親が関与することは必要になってくるだろうと思います。
ただ、その場合も、「親の助言を聞いたから…」といった恨み節が出ないよう、助言を聞いた上で「自分が決断したのだ」と、強く認識してもらう必要はあるのかな、と思っています。
子どもがより力強く生きていけるように、関わり方には気をつけていきたいですね。