育児に疲れている人と、疲れていない人。

育児に疲れている人と、疲れていない人。

会社のお昼休み。

歯磨きが一緒になったワーママの先輩(小学生と保育園児の子どもあり)に、こんな話を振られました。

先輩「なんで、山田さん(仮名。保育園児2人育児中)は、疲れていないんだろうね。ワンオペでうちより明らかに大変なのに、全然疲れて見えないし、別に疲れていないって言ってたよ。」

これに対して私は、こう即答してしまいました。

私「子どもがお利口さんなんじゃないですか。」

先輩「やっぱりそうかな〜!?」

ちなみに、先輩は私が育児に疲れていることは知っています。

そして先輩も、ヤンチャな子どもを2人抱えて、疲れ切っていました。

先輩「うちの従兄弟も子ども2人いるけど、全然疲れていないって言ってたよ。うちの親も、育児楽だったって言ってたよ。」

私「うちの親も、育児の何が大変なのか分からないって言ってましたよ。そりゃそうですよ。私もきょうだいも、全然反抗しないで素直に言うこと聞いてましたもん。」

先輩「そうだよね。そういうの絶対あるよね!」

こうして、育児に疲れている組の私たちは、慰め合ったのでした・・・

思うこと

こんなことを書くと、上手に育児されていたり、工夫や努力、メンタルコントロールで疲れずに済んでいる方からしたら、「子どもがお利口さんだから」の一言で済まされるなんて、大変不愉快だろうと思います。

ただ、育児に疲れている組からしたら、そうやって自分を慰めるしかない状況です。

それに、やっぱり事実として、子どもの気質の問題はあるのです。

私も、育児を経験するまでは、そのことを全然理解していませんでした。

犯罪が起こると、親の育て方に問題があったとか、愛情不足だったとか、親が非難されるケースがあります。

親が子どもを見捨てたり、何かしら家庭に問題があって、その子どもが取り返しのつかないような犯罪を起こした場合などは、特に親が悪いと言われがちです。

でも、その子に、もともと問題があったとしたら??
育てるのがとてもとても難しい子だったとしたら?

私は、自分がその子の親だったら、上手く育てられただろうかと、恐ろしくなったりします。

ヤフーのコメントで親を非難している人には、その視点が抜けているようにも思うのです。

あなただったら、その子を、本当に上手く育てられたの?って思ってしまいます。

中には親が非難されるべきケースもあるし、犯罪の話を出すのは極端かもしれません。

でも、子育てにおいては、子どもの気質の問題があり、育てるのが楽な子もいれば大変な子もいて、育て方だけの問題じゃないんだという認識を世の中の人が持ってくれたら、もう少し親に優しい世の中になるんじゃないかな、と感じています。

スーパーで、泣き喚いて言うことを聞かない子どもにイライラする親。
ヒステリックになる親。

そんな親たちを見て、昔は、怖いとか、対応が悪いんじゃないかとか、こんな風になりたくないとか、思ったこともありました。

でも今は、全然非難する気持ちになりません。

本当にお疲れ様、大変だよねと、ただただ労いたい気持ちです。

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