子どもを産んで、メンタルが弱くなった。そして、手にいれたもの。

子どもを産んで、メンタルが弱くなった?

先日も、疲れた系の記事を書いてしまいましたが、子どもを産んで、メンタルが弱くなった、という表現は間違っているかもしれませんが、私は子どもを産んで、メンタル不調に陥ることが増えました。

もともとは、なんと、自分はメンタルが強いと思っていたんです。

それは、どんな状況でも、ギリギリのところで耐え忍んで、心の病にならずに、やり抜くことができていたから?

でも、結局は、抱えるものが他になく、自分1人のことだけ考えていれば良い状況だったから何とかなっていたのです。

子どもが産まれ、抱えるものが増えた途端、ギリギリで保っていたバランスが崩れやすくなったのかもしれません。

それでも、子どもが1、2歳のうちはまだ良かった気もします。

私の場合は、子どもが成長するに連れて、子育ての理想と現実のギャップや子育ての理不尽さに打ちのめされ、精神的な負担が増えていきました。

働きながらの子育て。

辛いことばかりではありません。

楽しいことや嬉しいことも、たくさん。

でも、心のどこかで、常に疲れています。

得たもの

こんな状況になって、私は、自分のメンタルは弱かったのだとようやく気づきました。
(正しくは、誰でもメンタル不調になるリスクはある)

それまでは、自分は根性があって、メンタルが強いことが長所、ぐらいに思っていたわけですから、残念なことではありました。

でも、こうなって、得たものもあると感じています。

それは、他者に対する寛容さ、でしょうか。

それまでは、私は自分に厳しく、ストイックにやっていたわけですから、他者にも厳しかった。

すぐにメンタル不調になる夫を
「メンタル弱い」
などと見下し、共感することはありませんでした。

けれど、自分もメンタル不調に陥ることが分かった今、当然、夫を「メンタル弱い」などと見下すことはなくなりました。

職場の人にも、以前に比べて寛容になったと思います。

自分自身に甘くなった今、他者に厳しい見方をすることはほとんどなくなりました。

何でこの人はこうなんだろう、とか思うことがなくなりました。

子どもを産んで、自分の弱さに気づいた。

その経験は、私にとっては、決してマイナスなことではなく、子育てをする上でも、生きていく上でも、必要なことだったのかもしれない、と感じています。

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