価値観を変えた、台風10号。

台風10号が通過。

大型で非常に強い、台風10号が通過しました。

九州にお住いの方は、大丈夫だったでしょうか。不安でいっぱいの日々を過ごされたことと思います。

九州以外の地域でも、豪雨や強風などの影響があったかと思います。

私は子どもの頃転勤族で、台風の通り道に住んだことも何度かあるので、台風は人生で幾度となく経験していますが、正直台風が怖いと思ったことはありませんでした。

停電もほとんど経験がないし、何かしら被害を受けたことがなかったからですかね。

警戒してもたいした影響がなかった・・・ということも少なくありませんでしたし。

しかし、近年、状況が変わってきました。

一昨年は近畿地方に台風21号が上陸。多数の被害が出ました。

去年は千葉を直撃。大規模な停電も発生しました。これは本当に衝撃でした。台風で送電塔が、電柱が、こんなに倒壊するなんて・・・

幼少期から台風を甘く見ていた私には、信じられない光景でした。

そして今年の、台風10号です。

台風が、毎年のように、当たり前に、日本のどこかに甚大な被害をもたらしています。

もちろん、豪雨による被害も当たり前に・・・。

激甚化する、災害。

「100年に1回」などとよく表現されますが、もう、違うよね、と思います。

これが日常になってしまったんだよね、と・・・。

改めて感じたこと

今回改めて感じたことは、「防災」をより強く意識していかないといけないということ。

住まいも、暮らし方も、防災の観点から選んでいく必要があります。

ハザードマップで危険とされる地域に住むのは、リスクが高すぎます。

そして、日常的に災害への備えをしていく必要があります。

備えができていないから、多くの人が慌てて防災グッズを買い求める事態になってしまうのです。

そして、防災の観点からは、戸建ては相対的にリスクが高いのではないかとも考えました。

山・川・海の近くでなく、ハザードマップで危険とされていない地域であればリスクは下がりますが、台風による風の被害はどこでも受ける可能性がありますからね。

戸建ては窓も多く、庭もあり、台風対策も大変です。

台風がくるとなれば、屋根が吹き飛ぶかもしれない、壁がはがれるかもしれない、窓ガラスが割れるかもしれない、どこか壊れるかもしれない、浸水するかもしれない、電柱が倒れてくるかもしれない・・・そんな不安も尽きません。

今回も、かなり多くの方が不安を抱えてホテルや避難所に避難をしました。

マンション(鉄筋×2・3階以上)の方がやはり丈夫で安心・・・ということになるかなと思いました。

(マンションは停電すると水が出なくなるというリスクはあるようですが)

今まで、戸建てVSマンション論争で、災害リスクが比較項目としてあげられることはなかったように思います。でも、こういう世の中ですから、そういった項目があっても良いのではないかと感じました。

とはいえ、戸建てにはもちろんメリットもたくさんあって、我が家も今まで戸建てで良い思いはたくさんしてきましたから、戸建てが良くないという話ではないんですけどね。

戸建てに住むとしても、災害リスクの少ない土地で、災害に強い家を建てる、ということがより大切になってくるのではないかと。

防災の面も含めて、総合的に住まいをどうするか検討していくことがより大切になってくるのではないかと思いました。

そんなこんなで、改めて多くのことを考えさせられた、台風10号。

今後も家の防災に、より一層取り組まなければならないと感じた次第です。

おわりに

今回、気象庁の方が連日会見を開き、強く警告して下さったおかげで、助かった命も多かったのではないかと思います。

対応にあたって下さった関係者の方々には感謝したいと思います。

コロナ禍で避難所対応をされた役場の方々も、病院の方も、インフラの方も、本当にお疲れ様です。

本当に毎年のように豪雨や台風による災害が発生していて、胸が痛みます。

非常に厳しい世の中だと思います。

いつどこで何が起こってもおかしくないわけで、「他人事」ではありません。

今回の台風も、たまたま九州を通るルートだっただけです。

激甚化する災害にどのように対応するか、社会全体で考えていく必要があります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です